アメリカ南東部に暮らさないと、恐らく聞かない地名であろう『チャタヌーガ』。アトランタから僅か2時間で行けるテネシー州の小さな観光地です。そこまで有名では無いので期待もそこそこに旅行したのですが、いい意味で期待を裏切られ大満足の旅行となりました。そんなチャタヌーガの観光スポットをご紹介します。
これは行くべき観光スポット5選!
まずは実際に私が訪問した5つの観光スポットをご紹介します。事前にあらゆる観光地から調べ抜いて選んだ場所です。この5選について写真を交えて紹介してきます。
Ruby Falls
チャタヌーガに来たら絶対にここは逃してはいけません。Ruby Fallsは名前の通り滝なんですが、地下洞窟の中にある珍しい滝なんです。このRuby Fallsは次項のRock Cityと同じLookout Mountainにありチャタヌーガのダウンタウンから車で15分程度のアクセスです。所要時間は1時間半ほどです。
COVID後は人数を制限している事と人気スポットという事もあり1週間程度前には予約必須です。(予約無しでは入れません)しかも注意すべき点は【予約時間を1分も過ぎてはいけない】という事です。エレベータを使って地下に降り、グループ単位で行動するため遅れた人は置いていかれしまいます。我が家も『まぁアメリカだしちょっと遅れても大丈夫っしょ』と余裕をこいてゆっくりトイレに行ったら見事に置いて行かれました(笑)
受付の方に相談したところ『次空いているのは来週の土曜ね、ドンマイ』と言われました。さすがにこのまま食い下がれないので交渉を続けたところ、何とか30分後のツアーにねじ込んでもらいました!
↑これが地下の道のりです。右がスタート地点、左がゴールの滝です。往路は最初に10分くらいのショートムービーを見るのと、ツアーガイドさんが所々で説明をしてくれながら進むので滝に到着するまで一時間ほどかかります。
道中はこんな感じで、ザ・洞窟って雰囲気です。湿度はかなり高めですが地下200mほどなので肌寒いです。上着を持参した方が良いです。私はモコモコのパタゴニアのフリースを着てましたが寒かったです。結構激しめにライトアップされているので、道中は暗くて怖いって事も無く、子供でもビビらずに進むことが出来ます。
もはや洞窟と言うよりは、ディズニーランドのアトラクションの乗り場につくまでの道中って感じです。写真映えスポットが多いので常にカメラを待ち構えている印象です。
そしてこれが圧巻のRuby Fallsです。写真に納まらないくらい落差があり予想よりもずっと迫力がありました。ライトアップもされていて幻想的な異空間です。写真タイムが10分ほど設けられ、復路は来た道をサッと帰るので15分ほどで入口まで戻れます。
エレベータを降りてすぐ、観光地で良くある記念撮影をして、出口で写真のデータを購入する事が出来るのですが欲しい場合はすぐに購入せずにメールアドレスだけ登録してくことをおススメします。月日が経つごとに写真データの価格がディスカウントされて最終的に50%引きで購入できます。
Rock City
Ruby Fallsと肩を並べて大人気の観光スポットRock Cityも絶対に訪れた方が良いです。ここはLookout Mountainの山頂付近の一帯が石畳や岩で道が出来ている『石の街』なのでRock Cityと名付けられています。展望台からの眺めも勿論素晴らしいのですが、道中の雰囲気や眺望も最高です。Ruby Fallsと同じくダウンタウンから車で15分程度です。所要時間は1時間半~2時間程度です。
こんな感じの道を歩きながら展望台を目指します。4歳児の娘での歩けるくらい平坦で歩きやすい道が続いています。
なんと道中には恐ろしい吊り橋が。間違って足を滑られたら横から落ちかねないので結構危ないと思います。。。一応安全な迂回路もあるので子連れは迂回路をおすすめします。手すりの位置も低く、大人でもかなり怖いと思います。
こちらが展望台です。山頂からは7つの州を同時に見えるというのがキャッチフレーズなので、上記の写真のように7州分の州旗が掲げられています。実際の眺望は素晴らしいのですが、勿論、州の境目なんて分からないので7つの州が見れるって実感は湧きません(笑)
展望台からの帰り道、道中からの眺めです。山頂からの眺望も捨てがたいですが個人的にはこのスポットが一番感動しました。岩、滝、山々のバランスが良く圧巻の眺めでした。ここでは紹介しきれませんが、道中には色んな仕掛けや映えスポットがあり、あっという間のハイキングです。
Rock Cityの入り口のすぐそばにスタバがあるんですが、なんとスタバもRockテイストに!格好いいですね。
Tennessee Aquarium
続いてはテネシー水族館です。こちらもチャタヌーガに行くなら外せない有名スポット。ダウンタウンにあるので多くの主要ホテルから徒歩で水族館まで行く事が出来ます。
このテネシー水族館の大きな特徴は【海水エリア】と【淡水エリア】に分かれており、それぞれ別の建物になっている事です。特に淡水魚の水族館としては世界最大と言われています。海水魚エリアは正直大きさとしては大きくないのでジョージア水族館や日本の美ら海水族館と比較すると小さいなーと思ってしまいます。しかし館内は非常にキレイで整備が行き届いていました。
一方の淡水エリアは評判通り凄かったです!海水エリアと比較しても3倍近く展示エリアがありますし、世界中の対水魚を集めているので見た事も無い生き物を沢山見る事が出来ます。海水エリア同様、館内は清潔でディスプレイも大変見やすく、見学コースの導線も工夫されているので、子連れ(ベビーカー)でも安心して楽しめます。ポイントは、最初に海水エリアを見てから淡水エリアを見た方が良いって事ですね。
クラゲのディスプレイは品川水族館みたいでした。カラフルなので子供は大喜び(笑)クラゲだけでも非常に沢山の種類が展示されていました。
なんとワニも!しかも一匹だけじゃなく数十匹もいるので圧巻、、というか怖かったです。ワニをこんなに間近で見られるのは珍しいかもしれませんね。
日本代表の淡水魚は錦鯉でした。表記名も『Nishiki Koi』って書いていました。日本の池で見ると、何とも思いませんが海外の水族館で見ると何故か輝いて見えました(笑)
魚ではないのですがウツボカズラが展示されているのに驚きました。子供の頃、植物図鑑で知って衝撃を受け、さらにポケモンのウツボットも所見の際には怖がっていた記憶があったので、見つけた瞬間思わずドキッとしてしまいました(笑)
という事で4歳児も大変楽しむことが出来る水族館です。トイレも奇麗ですし安心して子連れでも楽しむことが出来ました。
Walnut St Bridge
Walnut St Bridgeはダウンタウンとノースチャタヌーガを結ぶ歩行者専用の橋になります。ダウンタウンから坂を上がったところに位置し、テネシー水族館から歩いて10分弱です。テネシー川を橋の上から眺める事が出来る観光スポットとなっています。全長約600mあるので自転車やセグウェイ等で橋を渡っている観光客も居ました。
実際に橋を渡る際の写真がこちらです。この日は天気が良かったので、空の色と橋の水色が同化して何とも清々しい眺望でした。大きなテネシー川越しにチャタヌーガのダウンタウンを見るのもまた趣があります。
そして何よりこのWalnut St Bridgeの入り口付近にあるアイスクリーム屋さんが非常に有名なので、ぜひアイスを片手に散策してみて下さい。Ice Cream Showというお店です。
Chattanooga Choo Choo
このChattanooga Choo Chooは昔の駅舎を利用したホテルです。そもそもChattanooga Choo Chooと言うのはシンシナティ・サザン鉄道の旅客列車の愛称です。ホテルのエントランスも奇麗に改装されている且つ、レトロな雰囲気が漂っており歴史を感じる事が出来ます。ダウンタウンから南へ徒歩20分ほどで到着します。
プラットホームにも列車がいくつか泊まっているのですが、これらの列車は単純に展示されているのではなく宿泊用の客室やレストランに改装されたものなんです。列車好きには堪らない観光スポットですが、そうでない人も写真映えする場所なので是非立ち寄ってみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。アトランタからアクセスしやすいテネシー州チャタヌーガ。皆さんが旅行に行こうと思うきっかけになれば、或いは計画している人の一助になれば嬉しいです。
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