日本とはやり方も異なりますし、アメリカにきて初めて車を購入されるケースもあるので、タイヤに空気を入れる方法を知らない方も多いかと思います。写真付きでタイヤの空気を入れる方法紹介します。
事前準備
空気を入れるエアコンプレッサーは基本¢25しか使えません。クレジットカードはもちろん、$1札も使えないです。なので小銭が無いと空気を入れられないのでクオーター(¢25)を用意しておきましょう。エアコンプレッサー一回利用するのに$1~$2が殆どなので、8枚あれば十分です。店内のレジに行き両替する事も可能ですが、たまに嫌な顔される時があるので予め用意しておく方が無難です。
次に自分の車の最適な空気圧を調べます。下記の写真の様に運転席のドアの側面にステッカーが貼ってあります。
そこに前輪・後輪の最適な空気圧が記載されています。私の車で見てみると、前輪・後輪共に32PSI、スペアータイヤは60PSIである事が分かります。
最適な空気圧から大きくずれていると燃費が悪くなったり、タイヤへのダメージが大きくタイヤの摩耗が進んでしまったりします。気温によってタイヤの空気圧が変わるので注意してください。(寒いと空気圧は下がります)
ガソリンスタンドでの作業手順
ガソリンスタンドの約半数くらいはタイヤに空気を入れるためのエアコンプレッサーを設置しています。設置されていてもOut of orderの場合も多々あるのでご注意を。下記の画像の様にガソリンスタンドの敷地内の端っこに置いてある場合も多いので見逃しがちです。
まずガソリンスタンドについたら、エアコンプレッサーの横に車を停車します。
タイヤに空気を入れるためのエアコンプレッサーは、大体下記画像の様な形状をしています。矢印の部分に¢25を入れていきます。
早速コインを入れたいところですが、コインを入れた瞬間エアコンプレッサーが作動してしまいます。一回あたり3分程度空気を入れる事が出来ますが3分はあっという間に過ぎてしまいますので、事前にタイヤのバルブのキャップを抜いておきましょう。少しでも時間を節約しないと途中で時間切れになってしまいます。
バルブを抜いて準備が出来たらコインを必要枚数投入し、エアコンプレッサーを作動させます。ここからが実際に空気を入れる作業ですが、エアコンプレッサーのハンドルは独特なので細かく説明したいと思います。
エアコンプレッサーのハンドル部分はこんな形状をしています。このハンドルを使って空気を入れたり、今の空気圧を測ったり出来ます。
これはタイヤの空気圧を図るメモリですが、空気を入れながら同時にメモリを見る事が出来ません。
ノズルをタイヤのバルブに差し込むとメモリが中から出てきて、今どれくらいの空気圧かメモリで確認する事が出来ます。で、ボタンを押して空気を入れ始めるとメモリは中に引っ込んでしまいます。
つまり、ボタンを押して空気を入れ、ボタンを離して空気圧をチェックして、という作業を何度か繰り返しながら空気入れを行います。イメージは上記の図の通りです。
ハンドルの注入口をタイヤのバルブに抑えながらハンドルのボタンを押したり離したりするので両手で行う作業となります。注入口がバルブに正しく差し込まれていないと、タイヤの空気が抜けていくので注意が必要です。
何秒ボタンを押していればどれくらいメモリが増えるのか、という感覚を掴むまで少し時間がかかるかもしれませんが、一旦慣れてしまえば非常に簡単な作業です。勿論ですが、4つのタイヤ(或いは両前輪、両後輪)の空気圧が同じバランスになるようにしてください。最後に忘れずにバルブのキャップを締めて作業終了です。
もし万が一空気を入れすぎてしまった場合は?
例えば「左前輪のタイヤだけ空気を入れすぎてしまった」という場合、そのまま乗っていると車への負荷がかかります。そのため、空気を少し抜く作業が必要となります。
一番簡単なのはバルブのキャップを抜いて車を走らせることです。車種やタイヤによって空気の抜けるスピードは異なりますが、この方法で空気圧を減らして調整する事も可能です。
まとめ
最初に空気を入れる時って不安ですよね。でもやってみると非常に簡単なので、ぜひ小まめに空気圧のチェックを行っていただき、常に最適な空気圧を維持できるように心がけましょう。
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