本記事では実体験をもとに、アメリカ国内で引っ越しをする場合のTODOリストを完全解説しています。私の場合はジョージア州からニューヨーク州への移動でした。最後にはチェックリストも添付しておりますのでDLしてご活用ください。網羅性はかなり高いと思います!
届出/申請関連
- W-4 Formの記入/提出
- 各州のTax Formの記入/提出
- AR-11 Form
- USPSへの転送手続き
- 引越しに関わる経費精算/申請
- 大使館/領事館への申請(在留届の変更)
- 銀行へ住所変更の連絡
- クレジットカードの住所変更
- カーディーラーへの住所変更
税金関連で必要な書類は会社の人事から指定のフォーマットが出される場合が多いので、まずは人事からの連絡やマニュアルを参照してみてください。意外と忘れがちなUSPSへの転送届も忘れずに。
一点重要なポイントがあります。クレジットカード/銀行の住所変更ですが、これ自体の緊急度は高く無いのですが免許更新の際に【住所を証明する書類】として活用する事が出来ます。そのため、クレジットカードでも銀行でも真っ先に住所変更をして、ペーパーレスから紙媒体での請求書に変更してください。これを引越し前に行っておくと免許の書き換えがスムーズに行えます。
AR-11や在留届の住所変更は急ぎではありませんが、忘れぬうちに変更しておきましょう。Websiteから簡単に行えます。
引越し
- 業者への見積もり依頼
- 業者の下見実施
- 見積もり取得/業者選定/引越し日の決定
- 引越し
私の場合は会社の指定で日通とヤマトの2社に相見積を依頼しました。結果的にヤマト運輸さんにお願いする事になりました。作業員の方は皆さん日本人或いは日系の方でして、非常に細やかなサービスをしてくれました。満足度は高かったです。
こちらは特に注意事項はありませんが、作業員の方へのチップは忘れずに。一人当たり$5~$10が相場となります。
住居に関わること
- キャンセルレターの作成
- 家主/オーナーへキャンセル通知
- 家の掃除と補修作業
- インスペクション/立ち合い検査
- 引越し先の住居決定
- 不動産エージェントと下見の調整
- 物件の下見実施
- 引越し先住居の決定/契約締結
- ユーティリティ(公共料金のセットアップ)
- 引越し先の生活情報収集(幼稚園/病院/スーパーなど)
まず重要なのは物件の解約通知を退去日の何日前までに提出しなければいけないのか?を確認する事です。言い換えると、60Days Noticeか90Days Noticeか30Days Noticeか、確認するという事です。多くの場合は30Daysか60Daysかと思います。
家の補修作業も大事です。掃除や汚れ除去はもちろんですが、画鋲の穴などは補修しておきましょう。私のおススメは下記画像のDRY DexのTubeタイプです。すぐに乾くので作業効率が良く、更に補修後の見た目が非常に自然な仕上がりになります。

ご家族がいらっしゃる場合、住居の選定と並行して幼稚園や学校の下調べを入念に実施してください。同じ週であっても住むエリア(City)が違うだけで学年の区切り月が違います。つまり住むエリアによって、例えばPre-kかKindergartenなのか変わる可能性があります。コロナ後は定員人数を絞っているため、入りたい学校や幼稚園に入れない可能性もありますので、第二候補や第三候補も合わせて調べておく必要があります。負担のかかる学校生活なので、お子様の為にも入念な調査と悔いのない住居選びをしてくださいね。
引越し前後の移動
- フライト日の確定
- 航空券の手配
- 引越し元でのレンタカー手配
- 引越し元でのホテル予約
- 引越し元ホテルから空港までの交通手段確保
- 引越し先空港から引越し先ホテルまでの交通手段確保
- 引越し先でのホテル予約
- 引越し先でのレンタカー手配
これは特に問題ないかと思いますが、やる事が非常に多い中で抜け漏れが発生しないようにチェックしておきましょう。『ホテル予約してなかった!』とかならないように。。ホテルはそれなりに宿泊する事になると思うので、自身の持っているホテルグループのポイントが溜まる様にホテル選びも抜かりなく。
車/免許関係
- ナンバープレートの登録解除/返却/更新拒否の通知
- 引越し先での免許書き換え
- ナンバープレート/登録証の新規発行
- 州指定のインスペクション/エミッションテスト実施
自動車に関連する項目は要チェックです。州によってルールが全く異なるので、この項目に関しては色んなソースから情報を集める事をおススメします。私の場合、GA州で登録していたナンバープレートをそのまま放置していたら(本来は更新拒否の申請をする必要あり)見事に罰金を取られました。引越し元の州で何か手続きが必要かDMVに確認してみて下さい。
引越し先での手続きに関してはDMVに行けば、何が必要か担当者が教えてくれると思うの大きな問題点は無いかと思います。NY州へ引っ越した場合は、NY州の免許発行(GA州の免許は没収される)と新規ナンバープレートの発行(GA州のプレートは返却不要)と車の登録証発行(GA州の登録証は没収される)をDMVで実施しました。その後、大きめのガソリンスタンドや車修理屋で実施できるState Inspectionを実施して完了です。このInsurance Inspectionは期日(免許更新手続き日から10日)以内に実施しなければいけないので注意です。
公共料金の解約
- 上下水道契約の解約
- ガス契約の解約
- 電気契約の解約
- インターネットプロバイダーの契約解除/機器返却
- その他定期契約しているものの解約
これが結構面倒くさいです。アプリで簡単に解約できるもの、電話しなきゃいけないもの、実際に家に来てもらう必要があるもの、機器をレンタルしている場合は返却しなければいけないもの、等々各種色んな方法で対処する必要があります。
良くある問題は『解約したはずなのに、翌月以降も引き落としがされている』問題です。解約後の翌月、ちゃんとクレジットカードや銀行の残高等を確認して、間違いなく引き落としが解除されているか確認しましょう。気付かないと無駄金がどんどん吸い取られます。これがアメリカ。。。。
保険の見直し
- 保険会社に住居変更の連絡
- (必要に応じて)現行保険の解約/返金手続き
- (必要に応じて)新規保険の加入/支払い手続き
- (NYの場合)車両保険に加入する前の簡易インスペクション実施
住所変更は必ず必要なので保険会社への連絡は早めに実施しましょう。保険をかける対象の物件が変わるので当然金額も変わってきます。現契約の解除と新たな契約を結びなおす必要があるので覚えておきましょう。私の場合は保険会社を変える事になりました。引っ越し先の家が海から近いという事で、アトランタで契約していた保険会社だと保険料が高くなってしまいそうなので、安い保険会社に変えております。
また、GA州には無くてNY州にはあったルールが『車両保険に加入するためにインスペクションを受ける必要があること』です。指定された修理屋に行きInsurance Inspectionを実施する必要があります。
まとめ
最後に、これらのTODOリストをまとめたチェック表を掲載しております。項目ごとに「いつ実施するのか」という時間軸と補足事項やリンクも備考欄に載せているので、この一覧表をDLして活用していただければ便利かと思います。

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