この記事は、赴任したら必ず必要な作業をリストアップしています。会社の人事や前任者からのレクチャーもあるかと思いますが、抜け漏れを無くす意味でも、本記事でカバーしてください。最後にチェックリストもあるので是非DLしてご活用ください!
届け出関連
SSN (ソーシャル・セキュリティー・ナンバー)
これが無いとアメリカ在住者としての資格が無い、と見なされてしまいます。そのため、まずは最優先で取得しましょう。コロナ以前はSS-5というFormに必要事項を記入して、最寄りのソーシャルセキュリティーオフィスに行けば、その場で書類受理してくれました。しかしコロナ後は事前のアポが必須です。事前に最寄りのSSNオフィスの電話番号に電話して予約を取る必要があります。(電話しか予約手段は無い)電話すると、大体1週間後~2週間後にアポが取れるので、必要書類を揃えて当日オフィスへ向かいます。当日は、オフィスの駐車場についたら担当者に電話して必要書類を提出します。その後書類を受理してくれ、約1週間後にSSNカードが自宅(or職場)に発送されると言われて申請作業は終了です。大体15分くらいで完了です。
在留届
在留届は大使館/領事館が管理している海外赴任者の情報を登録するサイトです。緊急度は低いですが、万が一の時に大使館/領事館が直ちに動けるよう在住者の情報を予め登録しておく必要があります。海外生活は日本と違って、いつ何が起きるか分かりませんし、有事の場合の危険度が高いです。ご自身・ご家族の安全にも繋がりますので、忘れぬうちに登録をしましょう。
連邦政府への届け出
米国国土安全保障省のWebsiteより、ご自身(家族含む)住所登録を行う必要があります。USCISというサイトの『AR-11, Alien’s Change of Address Card』のフォームに必要事項を記入し、オンラインで提出できます。家族分必要になるので複数回申請する事になります。引っ越しして住所が変わった場合も同様に必要な作業となります。
携帯/アプリ
Simの手配
これは人によって異なると思いますが、現地のSimを使いたい場合は赴任直後に携帯ショップに訪問してSimも購入してください。T-mobileやAt&Tなど携帯ショップは沢山あるので、会社や滞在先のホテルの近くで探してみて下さい。日本と違って2年縛りとか無く、毎月定額をチャージしていくプリペイド式が殆どです。因みに私と妻はT-mobileのUnlimitedプラン(月$50)を利用していますが、特に不便を感じた事はありません。
必須アプリのDL
まず日本から携帯を持参している場合は、まず居住国を日本からアメリカに変えてください。じゃないと、アメリカ国内のAppはインストールする事が出来ません。やり方は『iPhone (Android)/App/居住国変更』等で検索すれば手順はすぐに見つかります。
変更後、必要なアプリをDLしていきます。米国で暮らす上で必須のアプリは下記の記事で紹介していますので、合わせてご覧下さい。
自動車関係
レンタカー手配
車が無いと生活できないのでまずはレンタカーを借りる必要があります。さすがに毎日Uberでは破産してしまいます。コロナ後、免許取得や車の入手までかかる時間が従来よりも長くなってしまいます。恐らく少なくとも一か月はレンタカーでの生活をする事になるかと予想されます。
免許取得
まずは仮免を急いで取得しましょう。仮免が無いと車が買えないからです。2021年に入り新車の納品時期が遅くなり、中古車も中々手に入りにくい状況です。免許はさっさと手に入れましょう。下記の記事ではペーパーテストの練習方法や路上テストの詳細を図解を用いて紹介しているので是非ご覧ください。
▼(コロナ後)免許取得の詳細手順はこちら▼
車購入
仮免を取得出来たら、ようやく車の購入(厳密には引き取り)が可能になります。私は家族用の車としてSUV(TOYOTAのRAV4)、自分の通勤用としてFord(Mustang)の2台を購入しています。それぞれ、TOYOTAの正規ディーラーと個人経営のディーラーで違う買い方をしているので、下記の記事をご覧ください。
▼購入方法は下記の記事を参考に▼(値引き方法とか選定基準とか記載しています)
保険加入
仮免同様、車両保険に加入した証明書が無いと車を購入しても引き取る事が出来ません。購入予定の車のVINナンバーを保険会社に伝えて、保険証書代わりのデータを即日送ってもらいましょう。車の保険代は日本よりも高く、ご自身の年齢や事故歴、車の車種によって大きく異なります。私の場合はRAV4一台なら年間$2,800、Mustangと2台合わせて年間$3,600でした。ちなみに保険証書(カードタイプ)は車に必ず置いて置く必要があるので注意しましょう。
ドラレコ購入
アメリカはご存知の通り車社会です。しかし日本の様に運転マナーは良く無いですし、有り得ないくらい乱暴な運転をする人も多いです。いざ事故になった時に自分の無実を証明するため、また車上荒らしや煽り運転から身を守るためにも必ず設置しましょう。お勧めのドラレコは下記の記事で紹介しています。
住宅関連
家探し
これも重要ミッションですね。渡米直後で忙しい/良く分からない状況かと思いますが絶対に妥協してはいけません。近隣の騒音問題、ゴキブリを始めとした衛生管理上の問題、エリアの治安状況など、精神衛生上大きな障害となるケースや、そもそも命の危険にさらされるリスクが増える可能性があるので、居住エリアと物件は良く調べてください。前任者や同僚がいる場合は、必ず入念にヒアリングしてください。私も詳細もまとめているので、下記の記事を参照ください。
▼ジョージア州に住む人はこちらの記事を必ず見てください▼
▼住居選定の方法を細かくレクチャーした記事です▼
インスペクション
アメリカは日本と違いオーナーが借主よりも優遇されています。退去時に「汚いから修理費よこせ」と請求されるケースが非常に多いです。そのため入居時のインスペクション(立ち合い調査)は忘れずに実施しましょう。床や壁の汚れ、器具の不具合、水漏れなどなど、気になる事はどんなに細かくても良いので写真と共に履歴に残して、実際に住み始める前に不動産管理会社やエージェントを通じてオーナーに提示しましょう。身銭を守るのは自分自身、それがアメリカです。
保険加入
通常は自動車保険とセットでテナント保険に入ります。その人のクレジットスコアや居住エリア、保険会社、カバー範囲によって金額はマチマチですが一般的には200~300ドルくらいですかね。自動車保険とセットで加入する場合『アンブレラ保険』という2階建ての保険に安い掛け金で加入する事ができます。こちらも忘れずに。
生活立上
ユーティリティ
家賃の支払い、ガス代、電気代、水道代、インターネットのプロバイダー契約など、それぞれ契約する必要があるので意外と時間がかかります。オーナーや居住エリアによって支払い方法は異なるので、不動産業者にちゃんと確認して漏れなく契約を進めましょう。アプリ経由で支払い出来るものが多いので一度セットアップすれば、あとは自動引き落とし設定できるので楽になります。
クレジットカード作成
元々キャッシュレス社会でしたがコロナで一気にキャッシュレスの流れが加速しました。クレジットカードが無いと不便極まりないので作成する必要があります。が、渡米直後はクレジットヒストリーが無いので殆どのクレジットカードを作成する事が出来ません。ANA USAカード、JAL USAカードは日本に居る時から申請可能で、クレジットヒストリーが無くても作成できるので、まず1枚目のクレジットカードはこのいずれかになると思います。その他Discoverなども作成する事が出来ますが利用金額が毎月$500しか無かったりと実用的ではありません。半年~10か月くらい生活するとクレジットスコアが表示されるようになるので、そうしたら2枚目以降のクレジットカードを作成しましょう。アメリカにおいてクレジットカード戦略(ポイ活)は非常に重要です。
▼クレジットカードの申請手順とお勧めのスケジュール▼
▼クレジットヒストリーとは?▼
銀行口座開設
ANA/JALのクレジットカード同様、日本から申請する事ができるため、多くの駐在員はユニオンバンクを利用しています。日本語でのコール対応もしてくれるのでユニオンバンクをそのまま継続利用しても良いのですが、有人の店舗がCA州くらいしかないのでATMへの預け入れが出来ないのと、現金を引き出すのに手数料が取られます。その為、City BankやChaseなどのどこにでもある有名銀行を一つはサブとして開設しておいた方が良いです。銀行が発行しているクレジットカードもあるので、クレジットカードの審査を通りやすくるために銀行口座を開いてクレジットスコアを上げるのも一つの有効な戦略になります。因みに、銀行口座を開くだけで現金で$200以上の入会特典を貰える場合は多いです。
まとめ
最後まで見てくれた方にプレゼントです!赴任直後のTODOチェックリストを掲載しますので是非ご活用ください。私が自分の後任に向けて作成したリストを元に修正しているので、駐在員にとってはかなりリアルなTODOリストになっています。
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