海外に駐在するメリットとは?
海外で仕事をする場合、日系企業の駐在員として赴任するケースと現地採用のローカル社員として働くケース、あとはフリーランス・経営者として働くケースが想定されますが、ここでは『駐在員』として海外赴任するケースに特化してお話をしていきます。駐在員として海外赴任するメリットは数多く挙げられますが、私が考える主なメリットは以下の通りです。
海外駐在のメリット7点
- 日本で働くよりも裁量が多い場合が多いため、質の高い業務を経験できる。
- 幅広い業務内容を行うため、自身の経験値・ビジネススキルが飛躍的に向上する。
- 海外で生活を一からスタートするため、サバイバル能力が身に付く。
- ビジネスレベルでの英語(或いは他の現地語)を習得できる。
- 日本では知り合うことが出来ない他業種・他業界の方との人脈を形成できる。
- (子供がいる場合)帰国子女になる。
- いっぱい貯金出来る笑
もちろんデメリットも存在すると考えています。私が実際に感じた点は以下の通りです。
海外駐在のデメリット5点
- 赴任準備と赴任初期のストレス地獄
- 投資出来る商材・方法が限られてしまう
- (私の場合)出世レースから外れる
- 赴任準備と生活立ち上げ時に意外と出費がかさむ
- パートナ(妻/夫)と子供のストレス爆増
総じて考えれば海外赴任する事によるメリットの方が遥かに大きく、私自身チャレンジして良かったと心から思っていますが、私含め家族のストレスが増えた事も事実です。今後海外チャレンジを考えている方にとって背中を押せるような投稿になることを願うばかりですが、それと同時に考えうるリスクを事前に軽減できるようなアドバイスが出来ればと考えています。上記で挙げたメリット/デメリットについては別途記事にて詳細をご紹介していきます。
◆別記事:海外駐在するといくら給料があがるのか? →こちら
私が海外チャレンジを決心した本当の理由
ミニリーマンKYの職歴
某私立大を卒業し2011年に新卒採用で大手メーカーの国内販社に就職した私は、9年目31歳になるまで同じ企業で務めておりました。1年目と2年目は企画部門に配属されたのですが、商品の企画というよりはセールスサポートやお客様のアフターケア(電話対応や顧客先でのトラブルシューティング)を行っていました。3年目からは9年目までは、特定商材を販売する専任営業としてのセールス活動と並行して、自身の担当する商材を拡販するための施策を考える販売推進業務に従事していました。特化型セールス兼、営業企画って感じでしょうか。
不満は無いが漠然と感じた将来への不安
良くも悪くもザ日本企業。横並びの給料でスタートして、周囲の同期と同じレベルで少しづつ給料も上がり仕事の裁量も着実に増えているものの、30歳を過ぎても年収は700万弱。同期と比較しても決して悪い金額でもなく休みも年間20日間みっちり取れるしサービス残業も無い所謂「ホワイト企業」に分類されるであろう会社です。仕事面でも新規プロジェクトの中心メンバーに選んでいただいたり、社内学習会の講師をさせて頂いたりとある程度の裁量のある仕事も任されていました。
ただ一方で30歳を過ぎたころから金融・コンサル・商社で働く大学の同期と話をしていると給料面だけでなく自分の保有しているスキルの狭さに焦りを感じるようになりました。同年代で活躍している経営者やフリーランスの方々を見ていると「自分の力で稼ぐ力が全く無いな。。。」と凄まじい恐怖を覚えました。
加えて、今後は『個の力』が必要だと叫ばれる世の中。今はたとえホワイト企業でも、将来的に業績によってボーナスが著しく減額される・退職金が無くなるなどの待遇は容易に想像できます。更に、政府が発行している未来投資会議の議事録を見る限り国として副業や兼業を推奨しているため、近い将来には副業や兼業が解禁されると個人的には考えています。民間企業としては、副業/兼業を認める一方で従業員への待遇を減らしていくでしょう。
この様に漠然とした将来への不安が募り、現状を大きく変えなければ明るい将来は待っていない!と確信したため社内の海外JOBSに公募する事を決意しました。海外に行けば、英語も話せるようになるだろうし、ビジネススキルも身に付くだろうし、色んな業界の方との人脈も作れる。アメリカならきっと最先端のマーケティングや営業手法を勉強できるし、更にお金も溜まるって聞く。これは行くっきゃない!と割と浅い動機でした。
という事で妻を説得して社内公募に立候補し、無事に海外赴任が決定となりました。
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