この記事ではアメリカ赴任後ある程度生活の立ち上げが終わり、家族合流後に2台目の車が必要になったため、2台目の車を購入した体験をまとめています。1台目は家族用としてTOYOTAのRAV4を購入いたしましたが2台目は私の通勤がメイン用途なので、乗りたいと思っていた車を購入いたしました。Ford社のマスタングを個人ディーラーで買ったので、その際の情報をお伝えいたします。
TOYOTA正規ディーラーで購入した経緯をまとめた記事はこちら。
なぜマスタングを選んだのか?
車に興味が無い方は次項に飛ばしてください笑
まず私は非常に車が好きです。運転するのも好きですし、車が走っているのを見るもの好きです。ただ改造とかは嫌いなので、上品でカッコいい車がベストです。実は以前、旅行でアメリカ西海岸に来た事があり、その時レンタカーを借りてラスベガスやグランドキャニオン、セドナを一通り回りました。その時に借りたのがマスタングでした。この旅行が凄く刺激的で忘れられなくて、いつかマスタングを所有したい、、、という願望がずっとあったのです。
そしてアメリカ赴任が決まり、1台目は安定の日本車を買った事だし、せっかくだからアメリカの車を買おうと思いディーラーへ足を運んだら、、、、出会ってしまったのです。
車購入までの流れ
- 乗りたい車をざっくり決める(SUV?セダン?コンパクトカー?)
- 車の相場を調べる
- ディーラーに行く
- 試乗する
- 価格交渉する
- 購入手続きを行う
- 車の保険に入る
- 後日引き取る
- タグ(ナンバープレート)を取得する
車の相場の調べ方、ディーラーとの価格交渉、テストドライブでチェック項目などは、こちらの記事で詳細を記載していますのでご参考ください。
個人ディーラーで購入する時の注意点
正規ディーラー以外で購入する際に気を付けるポイントとして私が感じたのは下記の点です。
- 事故歴が無いかCarfaxでチェック
- 点検がきちんと行われているかCarfaxで履歴をチェック
- 実際の金利は購入後にしか確認できないので注意
- コンディションを自分の目で入念にチェック
まずは1点目と2点目についてはCarfaxを見てよーーーくチェックしましょう。
事故歴があると、見た目は問題なくても内部に問題があるリスクがあります。事故後のメンテナンスもきちんとした修理屋さんがやったという保証もないので、事故歴がある車はまず除外した方が良いでしょう。
また点検履歴も要チェックです。アメリカでは車検が無いので、修理や点検は自分のタイミング次第です。つまり前のオーナーが修理を怠っていた場合、自分が購入してすぐに修理やパーツ交換しなければならない、なんて状況に陥りがちです。『5,000マイル毎に定期点検をしている』事が理想です。
Carfaxの見るべきところを簡単に図で紹介します。赤字の吹き出し部分が要チェックです。
ちなみにディーラーで気に入った車があった場合、購入(契約)する前に「Carfaxレポートを見たい」と言えば、車の管理に関する全レポートを印刷して見せてくれます。このレポートには評点も付いているので目安にもなります。
3点目の金利について、これもご注意ください。日本だと車を購入前にローン返済シミュレーションしてくれますが、アメリカでは一切ありません。なぜなら、車を販売する担当者とローン契約を結ぶ担当者が分かれていて、それぞれ会社すら違うケースも多いです。その為、金利がいくらなのか聞いても教えてくれない場合があります。
特に新規赴任者の場合、クレジットヒストリーが無い or 低いので金利が有り得ないくらい高いです。どれくらい高いかは記事の後半部分を読んでください。因みに、クレジットスコアがどのくらいの期間で溜まるのかはこちらの記事を参照ください。
そして4点目も重要です。コンディションを判断するのは自分自身です。購入後に如何なる欠陥があったとしても「コンディションをチェックした上で契約した」と見なされるので、別途実費で修理する必要があります。瑕疵担保という概念は無いので、特に日本人感覚だとついつい購入後に文句言いたくなりますが、ちゃんと確認しなかった自分が悪い、というのがアメリカです。
最低限確認しておきたい事項をピックアップしてみました。勿論、網羅しているわけではないので参考程度にご確認ください。
- ライト、ウインカーが点灯するか
- エンジンオイルの汚れ具合(交換時期)
- タイヤの空気圧
- ホイールの状態(サビ、汚れ等)
- 外装に傷が無いか(もし傷があれあ値下げ交渉の材料にする)
- ブレーキパッドの摩耗具合
消耗パーツと電気系統を特にチェックしておく事をお勧めします。
実際の購入金額と見積もりがこちら!
本体代金としては右上の$20,495ですが、ここにディーラーの販売手数料とセールスのコミッション分、Taxが入って合計$23,318となりました。憧れのスポーツカー、しかもオープンカーを250万円程度で手に入れられるなら決して悪くない金額だと思います。Carfaxで後からチェックすると、マイル数を考慮すると市場価格よりも若干高かった気もしますが、無事故で点検もきちんとされたグッドコンディションだったので、まぁ納得しております。
セールス担当者と値下げ交渉をしている時に、ちらっと書類が見えてしまったのですが、彼が持っている裁量の中では最大限値引きをしてくれました。そのうえで、社長に頼んだら最後に$500値下げしてくれたので、これ以上安く買おうとするとお店を変える必要があったかもしれません。
駐在員だと金利が高すぎる
1台目の購入で現金をほぼ使い切ってしまったため、2台目をキャッシュ一括で購入する事が出来ませんでした。
仕方なしにローンを組んだわけですが、金利が凄まじく高いです。金利が高い理由はクレジットヒストリーが無く、個人としての支払い能力が低い=リスクが高いと見なされるからです。クレジットスコアが十分溜まるのに必要な期間についてはこちらを参照ください。最低でも半年以上生活していないと十分なクレジットスコアが溜まらないので、赴任後4カ月目で購入した私の場合は信じられないくらいの金利でローンを組む羽目になってしまいました。
という事で、どれくらいの金利かというと。。。
なんと17.9%!!!金額にすると$3,809です。40万円近く利息を払う計算です。。有り得ない。
少しでも支払い利息を減らすため、出来る限り前倒しで返済しております。なぜか契約上、$350を月に2回返済する事になってしまったのですが、毎月初めに$1,000を繰り上げ返済しています。このまま行けば$2,000以上の利息分を免除できそうですが、それでも無駄な出費です。ここまで高いとは。
正規ディーラーだと割と低金利(金利無しのケースもあり)でローンが組めるので、特にこだわりが無い方は正規ディーラーでローンを組んだ方が無難かと思います。
面倒くさいローン返済
これはディーラーによって変わると思いますが、クレジットカードでの自動引き落としや銀行のデビットカード引き落としにすると毎回手数料がかかるとの事でした。私の場合、確か3%と言われました。流石に勿体ないと思い、毎月ディーラーへ出向き小切手で支払っています。幸いにも会社とディーラーが近いので、お昼休みや帰り際に寄っています。
金利の事もあるので、やはり出来る限りキャッシュで購入する事をお勧めします。。。
タグ(ナンバープレート)の申請
正規ディーラーでは、購入した店舗でタグの申請を行ってくれる場合が多いのですが、個人ディーラーで購入した場合は自分自身でタグの申請を行う必要があります。手順としては下記の通り。
- 自分が住んでいるエリアのTag officeを調べる
- (コロナ後)該当のTag officeにアポイントを取る
- Tag officeへ行き「タグを欲しい」とお願いし$20の申請料を支払う
- タグのデザインは2種類あるので、どちらが良いか選ぶ
- その場でタグをもらい、自分で車に取り付ける
申請自体は非常に簡単ですし、窓口での申請時間は10分程度で済みます。ただ、私の場合コロナ禍でTag officeが3カ月近くクローズしていた為、車を購入した約2か月後にタグを取得しました。
Tag officeが再開した直後に申請に行った為、当時はアポイントも事前に取れなかった事もあり、4時間並びました!朝8時から並び始めてタグを入手できたのは12時半でした。。。
後日、タグの更新でTag officeへ訪問した際は、もうすっかり落ち着いていて15分程度で更新作業が完了したので、本当にタイミングが悪かったのかもしれません。
まとめ
如何でしたでしょうか。駐在員だと数年後には帰任するため、車も必然的に売る事になります。そのため出来る限りリセールバリューが高い車種や色、グレードを選んでおくと良いと思います。今回は250万くらいで購入していますが、3年後の帰任時には150万円くらいで売れる事を祈っています…。
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